2023年6月21日水曜日

11年間ありがとうございました

 2022年8月をもって「理科実験スクールタートル」は閉校しました。教室をこれまで支えてくださった皆様に感謝申し上げます。一部事業は、「タートル科学教室」(三重県四日市市)と「シーズ理科実験教室」(愛知県大府市)に引き継がれております。

2021年9月23日木曜日

ピタゴラスイッチ2021



 講師の山崎です。日中は暑い日もありますが、さすがにお彼岸、朝晩は涼しくなってきました。

今年もピタゴラスイッチに登場する連鎖装置、いわゆるピタゴラ装置の製作を行いました。見て楽しいこの装置もいざアイデアを出すとなると難しいものです。生徒さんたちはみないろいろ悩みながらアイデアを出し合って作品を作り上げました。

今年のピタゴラ装置では、ゆっくり転がり落ちる鉄球を磁石の力(いわゆるガウス加速器)を使って勢いよく飛び出させたり、ダンベル型鉄おもりを転がして容器の底に磁力でくっつけてこを動かしたりと、永久磁石を積極的に取り入れてみました。動滑車を利用して重い軟球を持ち上げるところも見どころになっています。

アイデアを出すのが得意な人もいれば、そのアイデアを具体的な仕掛けに具現化することや仕掛けが正確に動くよう仕組みを工夫するのが得意な人もいて、みんなそれぞれの形で装置作りに貢献してくれました。

来年はどんな装置ができるのか、楽しみです。

2020年10月3日土曜日

ピタゴラスイッチ2020

 講師の青山です。皆さんマスクをしながらも楽しく実験をやっております。

今年も4年生の皆でピタゴラ装置の製作を行いました。1つ1つの動きの連結に苦労しながらも、いくつかの新しい仕組みも取り入れて、良い作品を完成させることができました。


今年のピタゴラ装置では、毎年恒例の力学道具(てこ・滑車・振り子)を使った仕組みを取り入れつつ、板の隙間での球の移動や、物体の勢いによる紙の貫通など、扱いの難しい仕組みも頑張って取り入れました。

完成したピタゴラ装置を他の学年の生徒さんたちも興味深く観察していました。また来年が楽しみですね。

2019年10月16日水曜日

ピタゴラスイッチ2019

講師の山崎です。今年の残暑は長引いてましたが、いよいよさわやかな秋の到来となりそうですね。

今年もピタゴラスイッチに登場する連鎖装置、いわゆるピタゴラ装置の製作を行いました。見て楽しいこの装置もいざアイデアを出すとなると難しいものです。生徒さんたちはみないろいろ悩みながらアイデアを出し合って作品を作り上げました。

今年のピタゴラ装置では、ひとつのてこの動きからふたつの鉄球を動かして後でそのうちひとつの動きを止めた遮断機をもうひとつが開ける点、バウンドした鉄球を空中で磁石がキャッチする点がポイントになっています。

仕掛けの位置が少しずれただけで装置は思い通りに動いてくれません。生徒さんたちはアイデアを出すことだけでなく、ていねいに仕掛けを作っていくことの難しさもきっと感じたのではないかと思います。

来年はどんな装置ができるのか、楽しみです。


2018年9月19日水曜日

ピタゴラスイッチ2018

講師の青山です。前回からかなりの期間が空いてしまってすみません。
今年の夏はいつもにも増して暑かったですね。


さて今年もピタゴラスイッチに出てくる連鎖装置(ピタゴラ装置)の製作を行いました。
新しいアイデアを出すのに多少苦労していたようでしたが、皆で協力し合って最終的にはかなりの作品を作ることができました。




今年のピタゴラ装置では、球が坂を転がり落ちる性質、定滑車の性質、振り子の動きなどが組み合わされており、最後にブロックの落ちる勢いでくす玉が上がって割れるようになっています。


作業を通して、物体の動きに関しての理解も一層深まったようです。
また来年も面白いピタゴラ装置を作れると良いですね。

2017年12月23日土曜日

ロボット相撲

講師の青山です。時が経つのは速く、もう寒い季節となってしまいました。


ロボットプログラミングコース2では、毎年恒例になっているロボット相撲大会を今年も行いました。今回の大会に参加したロボは、なんと27台にもなりました。ロボの構造も戦い方も、ロボごとに全て異なります。


今年のルールは、シンプルに相手を台から押し出したら勝利としました。自由度が高い分、対戦相手との相性が勝負を決める要因となることも多く、なかなかの混戦でした。




そんな中、見事1位に輝いたのは、重戦車のようなロボでした。非常に走行が安定しており、横や後ろからのアタックにも動じずに戦い続けている姿が印象的でした。


思い通りの戦い方ができた人もいれば、そうでなかった人もいると思いますが、ぜひ今回の経験を今後に生かしていってもらえればと思います。

2017年10月18日水曜日

ピタゴラ装置2017


講師の眞田です。

夏休み期間中(8月)の、小学校4年生の実習テーマは「しかけと運動」でした。傾いた板の上での運動の様子、てこや振り子の原理、またそれらが実際に応用されている道具などについて学びました。その集大成として、各クラスでアイディアを出し合い、全体で協力してピタゴラ装置の作製に取り組みました。




以下、一連の流れの動きを説明します。
①スタートはガウス加速器、鉄球が加速、ループしてビー玉に当たる。
②ビー玉はレールを転がっていきプラカップに入る。
③滑車によって反対側のプラカップが上がり、その途中で遮断機に当たりビー玉が転がり出す。
④転がり出したビー玉は縦方向のてこに当たって下から上への動力伝達が発生する。
⑤高い位置からビー玉が押し出され、レールや螺旋の道を通り木の板に当たる。
⑥木の板のドミノがスタートして振り子に当たり、その振り子で次のビー玉が動き出す。
⑦ビー玉は③と同様に、プラカップから遮断機の動きを発生させる。
⑧次のビー玉は坂を転がり、2回跳ねて橙・緑のドミノを倒し出す。
⑨大きなドミノが倒れることにより、その上に乗っていた重りがはずれ、ロープウェイが動き出す。
⑩ロープウェイの重りは台車に当たり、台車が動き出す。
⑪台車がぶつかって止まる時の反動で、台車の上のミニカップが倒れてビー玉が転がり出す。
⑫ビー玉はレールを転がり、ゴルフボールを押す原動力となる。
⑬押し出されたゴルフボールはプラカップに入り、机から落下する。
⑭その落下の力でびっくり箱とくす玉が引っ張られて動作する。

子供たちから出されたアイディアの仕掛けをそのまま使っている部分もあれば、せっかく出てきたアイディアを何とか形にしようと試行錯誤した結果、最初に出てきたアイディアから離れた形状になってしまったものもあります。また、部分部分は動作するのですが全体を通して動かしたときに変な挙動を示す仕掛けが出てきたり、何度も動作試験を繰り返していくうちに少しずつ壊れてしまったりと、テレビ番組や投稿動画の裏側の苦労が良くわかりました。
残念なのは、子供たちが見ている前では一度も最後まで続かなかったことでしょうか。最高記録は、前述の⑫から⑬への動きが続かずに止まってしまいびっくり箱とくす玉が動作しなかった、というところまででした。9月に入っても動画を撮り直し続けて何本か成功動画を撮ることができ、それを観てもらうことで勘弁してもらいました。

来年にはどのようなアイディアが出てくるのか、今の小学3年生はこの装置を見て何を考え何を思ったのか、全てが良い方向に進むと嬉しいですね。